翻訳と辞書
Words near each other
・ 秀丸ファイラーClassic
・ 秀丸メール
・ 秀京
・ 秀仁親王
・ 秀作
・ 秀光中学校
・ 秀光中等教育学校
・ 秀児
・ 秀句
・ 秀吉
秀吉 (NHK大河ドラマ)
・ 秀吉 (バンド)
・ 秀吉 (プロレスラー)
・ 秀吉でごザル!!
・ 秀吟
・ 秀和
・ 秀和システム
・ 秀和レジデンス
・ 秀哉賞
・ 秀太


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

秀吉 (NHK大河ドラマ) : ミニ英和和英辞書
秀吉 (NHK大河ドラマ)[ひでよし]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

大河 : [たいが]
 【名詞】 1. river 2. stream 
: [かわ]
 【名詞】 1. river 2. stream 
ラマ : [らま]
 【名詞】 1. (1) (Dalai) Lama 2. (2) llama 3. (P), (n) (1) (Dalai) Lama/(2) llama

秀吉 (NHK大河ドラマ) : ウィキペディア日本語版
秀吉 (NHK大河ドラマ)[ひでよし]

秀吉』(ひでよし)は、1996年1月7日から12月22日にかけて放送された第35作目のNHK大河ドラマ。原作:堺屋太一、脚本:竹山洋、主演:竹中直人。全49話。
== 作品内容と反響 ==

=== 概要 ===
堺屋太一の小説『秀吉』、『豊臣秀長』、『鬼と人と 信長と光秀』(主人公:明智光秀織田信長)の3作品を物語の基とし、脚本家の竹山洋自身が創作した逸話なども随所に取り入れてドラマ化した。
豊臣秀吉を主人公にした大河ドラマは、1965年の『太閤記』以来、31年ぶり2作目。『八代将軍吉宗』の総集編が終わった後の予告で「これがドラマだ!」と強調、蓋を開ければ、竹中直人おね〔このドラマで初めて秀吉の妻の名前が「ねね」ではなく「おね」として呼ばれた。この呼び名は6年後の『利家とまつ』でも引き続いて使用された。また、呼び名に関しての解説が、第27話のアバンタイトルでされている。〕役の沢口靖子のほか、信長役の渡哲也の重厚な演技、秀長役の高嶋政伸、なか役の市原悦子、足利義昭役の玉置浩二〔所属するロックバンド「安全地帯」の活動休止後、しばらくは目立った活動がなかったが、この作品以降、翌年にかけて、民放のドラマシリーズで3作の主演を果たすことになった。なお、玉置の芝居は義昭初登場時は物腰の柔らかい落ち着いた口調で演じていたが、徐々に声が甲高くなりハイテンションな演技へと変化していった。この事について玉置は「渡哲也さんとか多くの人々が僕にひれ伏すのを見てたらつい甲高くなっちゃった」と語っている。〕、千利休役の仲代達矢、光秀役の村上弘明などの脇役たちの存在感もそれぞれ光るものがあり、視聴率は当初の予想を大きく上回ることになる。平均視聴率30.5%、最高視聴率は37.4%〔ビデオリサーチ NHK大河ドラマ 過去の視聴率データ 〕と、歴代の大河ドラマの中でも上位に位置する高視聴率を記録した。この作品以降で平均視聴率・最高視聴率いずれも30%を越えた作品は存在しない。
豊臣秀吉役の竹中直人が事あるごとに、右手で5文字を強調しながら言う決め台詞「心配御無用!」は、その年の流行語となった。その後この決め台詞は真田広之演じる石田三成にも引き継がれている。放送初回の第1話の大仁田厚演じる蜂須賀小六が秀吉を担ぎ上げる場面で、褌の横から竹中の陰部が露出していることが放送直後から話題になったが、NHK側は「放送前から承知していたが、モザイクを入れたらかえって不自然だと判断した」とコメントした。なおこの場面は総集編でもモザイクも入らずにしっかりと放送されている〔ただし、DVDではモザイク処理されている。〕。
渡は『勝海舟』の主役を病気で途中降板して以来久々の大河ドラマ出演となったが、渡演ずる信長に極めて強い反応があり、当初の予定を変更して渡の出演を4話延長する異例の処置をとった。番組終了後、大阪新歌舞伎座での自身の初舞台公演でも信長役を2回演じ、その後2002年には宝酒造の日本酒「松竹梅」のCMでも、信長のような役を演じている。久々の大河出演にあたって、所属する石原プロモーション専務の小林正彦は「渡哲也の完全復活のチャンス」と位置づけ、積極的なプロモーションを展開した。もっとも、渡の演技に注目が集まったために、番組としては回を追うごとにどちらが主役なのかわからない状態となり、信長死後の平均視聴率は32%から28%と4ポイントも落ちてしまった。また、30%を超えた回は信長生前は30話中24話だったが、信長死後は19話中5話であった。
当時高級食品だった豆腐を百姓が食べている〔小一郎が道普請をして稼いだ金を全て使ったという台詞があり、高級食品であるという描写はされている。〕、当時日本にいなかったはずの犬種が出てくる〔OPで秀吉に寄り添う犬がパグとなっている。このことに関してNHK宛てに投書があり、第26話のアバンタイトルで「パグは中国原産であり、ヨーロッパをはじめ世界中に渡った事から、当時日本にこの犬が居た事は誰も否定出来ない」と説明している。〕、秀吉の母・なかが軍議の席に乱入するなど、時代考証を無視した描写が少なからず存在した。また、第6話で描かれた墨俣の一夜城伝説は歴史学者の間では後世のフィクションというのが定説となっているがそれを肯定してしまうと脚本自体が成立しなくなってしまうため、歴史考証を担当した小和田哲男は「立派な櫓や石垣のある城ではなく急ごしらえの砦に見えるようにしてほしい」と進言するに止めたという。
本作では、秀吉の生涯を人間味を重視して描くとともに、秀吉の弟・秀長(小一郎)にも光が当てられている。秀長が主要人物として登場する大河ドラマは『おんな太閤記』以来15年ぶりであり、『太平記』で足利尊氏の弟・足利直義を演じた高嶋政伸が彼の実務面での奮迅振りを演じた。
浪人時代の明智光秀も初回から登場し、秀吉との出会いと、織田家に仕官した後の互いに認め合う良きライバルとしての関係が描かれている。秀吉・信長に次ぐ準主役的な扱いで、その家族・家臣もストーリーの中で大きく取り上げられている。光秀が信長に虐げられて本能寺に至るまでの過程が詳細に描かれており、村上弘明が悲劇的な光秀を演じた。
その一方で、徳川家康を演じた西村雅彦は自身の扱いに不満を漏らしていたが、局側から「これからどんどん膨らんでいきますから」と説得されていたという。しかし、西村は「そのまましぼんでしまった」と振り返っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「秀吉 (NHK大河ドラマ)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.